トーキョーニッチ vol.6「「人々がわらわらと・・・」からメタデザインへ アーキテクチャ「を」デザインする、あるいはアーキテクチャ「が」デザインする ~ウェブ時代のイノベーションはいかにして起こるの
What's coming next? トーキョーニッチでは都市における未来の芽やムーヴメントのきざしを<ニッチ>と名付け、ニッチを生み出す人々に出会って行きます。
2010年6月22日のトーキョーニッチは著書「アーキテクチャの生態系」であざやかにネット時代の日本社会論を展開した濱野智史さんをお招きして行われました。
トーク前半ではその著作を再びひもとき、いくつかのサービスを取り上げて、「アーキテクチャのデザイン」のキモはどこなのか、優れたアーキテクチャのデザインとはどういうものなのか、を具体的に紹介していただき、後半は「アーキテクチャ『が』デザインする」デザインの自動生成現象についても持論を展開していただく二部構成でお話いただきました。情報社会の近未来においては、クリエイティブの定義や役割が大きく変わる、デザインという行為の意味合いや力点が変貌するかも・・・という挑戦的なお話にも踏み込んでいただきました。
<濱野智史さんはこんな人>
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員を経て現職。専門は情報社会論。特にウェブサービスのアーキテクチャ分析を中心的に手がける。著書に『アーキテクチャの生態系』(NTT出版、2008年。第25回テレコム社会科学賞・奨励賞)、主な論文に「ニコニコ動画の生成力」(『思想地図vol.2』 NHK出版、2008年)など。株式会社日本技芸リサーチャー。 http://d.hatena.ne.jp/shamano/
●日時 2010年6月22日 ●会場 デザインハブ(インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター) 東京ミッドタウン・タワー5F(地下鉄六本木駅より) Link ●企画運営 株式会社エルトキオ ●共催 日本産業デザイン振興会(JIDPO)